なれっじ(仮)式「 Windows7 から Windows10 へのデータ移行 」クロス(LAN)ケーブル編

Windows7 サポート終了に伴い
Windows10 への買い換えが多くなっておりますが
データ移行が一番のネック。
なるべく低コスト、短時間でデータ移行を行う方法です。

【 環 境 】
・旧 PC Windows7
・新 PC Windows10
Windows7、10 共に有線LANがあることを想定しています。


【 手 順 】

Windows10 側は、デスクトップまでの設定を済ませましょう
注意点としては
必ずローカルアカウントでユーザーを作成(※セットアップ時にネットに繋がない)
アカウント(ユーザー)名:Owner(例)※変更が面倒なので設定したいユーザー名にする
ログインパスワードは、初期設定時には作成しない(※パスワード忘れた場合の質問入力不要)
デスクトップまで、たどり着いたら
ログインパスワードを設定する。
パスワード:1234(例)
Cドライブ直下にBACKUPフォルダを作成
プロパティにて共有設定、everyoneを追加し、読み込み・書き込み権限を与える

ローカルエリア接続(有線LAN)を固定IP設定をする。
有線LAN TCP/IPv4 を以下に設定(※IPは例)
IPアドレス: 192.168.0.101
サブネット: 255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ: 192.168.0.1


Windows7 側は、ローカルエリア接続(有線LAN)の固定IPに変更
※既に無線LANで繋がっている場合は、無効にしておこう
有線LAN TCP/IPv4 を以下に設定(※IPは例)
IPアドレス: 192.168.0.100
サブネット: 255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ: 192.168.0.1

コントロールパネル→ユーザアカウント→資格情報に以下情報を追加しよう
アドレス: 192.168.0.101
ユーザー名: Owner
パスワード: 1234
※Windows10側の情報を入力

クロスケーブルで Win7PC と Win10PC を接続する。
※有線LANポートがない場合は、双方のWiFi(無線LAN)で
IP設定を同じようにやれば良いが、有線LANよりも時間がかかる可能性大

Windows7 PCで操作する。
[Winキー] + [ R ] でファイル名指定を開き以下を入力
¥¥192.168.0.101

エクスプローラーでウィンドウが開く
BACKUPと表示されるので、クリックし開ければ
Windows10側に作成した「BACKUP」フォルダです。

以下のデータをコピーしましょう※環境によって異なります。

userというフォルダを作成し、Win7側のユーザーフォルダ(隠しファイルは除く)
C:¥Users¥ユーザー名¥ドキュメント・ピクチャ・ミュージック・ビデオ
デスクトップ・お気に入り などなど

publicというフォルダを作成し、Win7側のパブリックフォルダ
C:¥Users¥パブリック¥ドキュメント・ピクチャ・ミュージック・ビデオ などなど

他データがある場合は注意です。
※Dドライブにデータがある場合や
※隠しフォルダ以下にデータが存在する場合(WindowsLiveメール等)

コピーする際は、同時に複数のコピーを行わないようにしましょう(時間がかかる)

コピーが完了すれば、あとは
Windows10側の操作で、C:¥BACKUPから
所定のフォルダへ移動を行いましょう。
ユーザーのデータは
[Winodws10 PC] C:¥Users¥ユーザー名 に
パブリックデータは
[Winodws10 PC] C:¥Users¥パブリック に

(注意点)
筆ぐるめデータ(みんなの筆ぐるめ)は、
Windows7だと、C:¥Users¥public¥筆ぐるめ になっているケースが多いが
Windows10だと、C:¥Users¥public¥みんなの筆ぐるめ になっている
そのため「C:¥Users¥public¥筆ぐるめ」の中身のファイルとフォルダを
「C:¥Users¥public¥みんなの筆ぐるめ」に個別で移動してあげることで
筆ぐるめを起動した際に、筆ぐるめ側で反映されます。
ただ、もちろん旧バージョンから新バージョンに変換する手間はあります。

一旦、BACKUPフォルダにコピーが終われば
LANケーブルを取り外し、双方のIPアドレスは自動取得に戻しておく。
Windows10側に作成したパスワードも、「なし」か「本来設定するパスワード」に
変更しておきましょう。

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