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2017年10月に配信された更新プログラム適応後に起動不良になった場合の対処方法

2017年10月に配信された Windows10 Version 1607 Aniversary Update Windows10 Version 1703 Creators Update 向けの更新プログラム適応後に起動不良になる問題が発生しています。 ・原因 WSUS / SCCM から配信された KB4041691 と KB4041676  の「累積更新プログラム」と「差分更新プログラム」を 同時にインストールされている状態で再起動すると発生 ・対処 起動しない場合、Windowsの自動修復が実行されるので 詳細オプションから 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を実行 1.software レジストリファイル を読み込む reg load hklm\temp c:\windows\system32\config\software 2.以下コマンドにて SessionsPending レジストリ キーを削除 (レジストリの値が存在しない場合もあり) reg delete “HKLM\temp\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Component Based Servicing\SessionsPending” /v Exclusive 3.レジストリをアンロード reg unload HKLM\temp 4.保留中のすべての更新プログラムの一覧を表示 dism.exe /image:c:\ /Get-Packages 5.インストール済みのパッケージの一覧が表示し状態が[保留中] のものを確認 (例) パッケージ ID : Package_for_RollupFix~31bf3856ad364e35~amd64~~15063.674.1.8 状態 : インストールの保留中 リリースの種類 : Security Update インストール時刻 : 6. パッケージ ID を指定し以下のコマンドで削除 (例) Dism /Image:C:\ /Remove-Package /PackageName:Package_for_RollupFix~31bf3856ad364e35~amd64~~1

Windows10 ライセンス を Microsoft アカウント にリンクさせる方法 と ハードウェア交換後のライセンス認証のアクティブ化

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ハードウェアの変更に伴う、ライセンスを引き継ぐ方法 ・条件  前のPCが起動する  Microsoft アカウントを所有している 1.前の環境でライセンス認証の確認  スタート → 設定 → 更新とセキュリティ → ライセンス認証 を確認する。  上記のようになっていると思います。 2.Microsoft アカウント にリンクさせる  上記の画面の下の方にある   +アカウントの追加 をクリックし  Microsoft アカウント + パスワード でアカウントを追加する  ※ローカルアカウントだった場合、ローカルアカウントのパスワードも入力する。  ※ここで、 自動的にアカウントタイプが Microsoft アカウントに変更 されます。 3.リンクされたことを確認する  となっていれば、リンクされています。 4.ハードウェアの変更された後の PC でライセンスの状態を確認  同じく、スタート → 設定 → 更新とセキュリティ → ライセンス認証  となっています。  一度、Microsoft アカウントから ローカルアカウントへ戻します。  引き続き、下の「トラブルシューティング」を選択します。  実行後、 このデバイス上のハードウェアを最近変更しました を選択します。 5.ライセンス認証のアクティブ化を実施する。  使用されていたデバイスを選択し、アクティブ化を実行します。  Windows はライセンス認証されています と表示されればOK ★補足★  起動しないPCの時はどうする? → 未確認  メーカー製のPCであれば、マザーボードBIOSにキーが登録されているので問題なし  一部、BTO系のPCでマザーボードにBIOSにキーが登録されており  それを通常のマザーボード(BIOS上にプロダクトキーが無いもの)に交換した時  ちょっと面倒なことが起こります。 また、こちら(未完成)で説明予定。  Annivesary Update 以降で、Microsoft アカウント ログインしている場合は

ddrescue コマンドによるクローンについて

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dd コマンドでは、クローン(コピー)できないハードディスクを ddrescue を使用して、クローン(コピー)を取る方法 【 前置き 】  ddrescue コマンドは、通常の dd コマンドとは違い  不良セクタがあるハードディスクに(最適化)されたコマンドです。  不良セクタは無視して、とりあえずクローン(コピー)を優先し  のちに、不良部分を読み取りを行うというアルゴリズムになっています。  dd コマンドのオプションでも  conv=sync,noerror というオプションはありますが  それでも止まってしまう場合などに有効です。  ちなみに・・・sync は、エラーの分を 0 で埋める。  noerror は、エラーがあっても継続する。です。  ※ddrescue には "dd_rescue" と "GNU ddrescue" が存在するようです。  詳しくはWiKiでも見てください・・・。  説明は後者の "GNU ddrescue" になります。 【 Ubuntu にて 実行する方法 】 1.インストール方法  ターミナルを開き以下、コマンドでインストール sudo apt-get install gddrescue 2.ソフトウェアのディスクで対象のドライブをチェック  今回は、以下の条件で  ソース(不良ハードディスク) /dev/sda  ターゲット(正常ハードディスク) /dev/sdb 3.ターミナルにてコマンドを実行  [説明]  #sudo ddrescue [オプション] [ソース] [ターゲット]  という書式で実行します。  ※ソース、ターゲットの順に注意、逆にするとデータ消えます。  (例) sudo ddrescue -f -n -v /dev/sda /dev/sdb  -f (上書き※ターゲットが物理ディスクでは必須)  -n (リードエラーを無視※付けなくても標準は 0 のため不要かも)  -v (詳細表示) 4.応用編 (例) sudo ddrescue -f -r1 -d /dev/sda /

Windows10 ビルドアップデートによる 上書き修復について

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Windows10 における動作不良の際に ビルドアップデートを行うことによりWindowsを上書き修復する方法 ビルドアップデート行える状態は、どこまでの動作不良かによって対応が変わります。 条件としては 通常起動でWindowsインストールディスクの Setup を実行できるか になります。 実行する方法は、どんな方法でもかまいません 試した中では、同ビルド、バージョンで行うほうが望ましいです。 ※上位バージョンにアップグレードする場合は  アップグレード処理が途中で入るため  そのアップグレード自体で不具合が生じてしまう可能性があります。 ・バージョンの確認方法  Windowsキー + R で(ファイル名を指定して実行)  名前に winver を入力し OK  Windows10 ビルド種類 ・Version 1507 (TH1)(RTM) (OS build 10240) 最初の Windows10 ・Version 1511 (TH2)     (OS build 10586) 初めの大きなアップデート ・Version 1607 (RS1)   (OS build 14393) Aniversary Update ・Version 1703 (RS2)   (OS build 15063) Creators Update Windows10のインストールディスクのビルドの確認については 以前の記事( Windows イメージのビルド確認する方法 )を参照ください。 症状によって手順が変わるため、順を追って記載します。 動作不良を発生しているがデスクトップ画面で エクスプローラーなどの操作は可能な状態  Wndows10のインストールディスクを挿入し  エクスプローラーからCD/DVDドライブ内の setup を実行です。 ↓ 動作不良が発生しておりエクスプローラーが動作しない  スタートメニューを右クリックし、コマンドプロンプト(管理者を実行)  もしくは  Windowsキー + R で「ファイル名を指定して実行」が開く  CTRL + SHIFT + ESC でタスクマネージャー開き  タスクマネージャーのファイルから新しいタスクの実行  cmd