最近の NEC PC リカバリー(再セットアップメディア)について

最近の NEC パソコン リカバリーについて

今までは、リカバリ領域として
数ギガの領域が後ろの方に、ありましたが
最近では、1GB ほどの WindowsRE 領域しかありません。

では、リカバリデータは何処に?

リカバリーデータは
C:\Recovery\OME にあります。
これは、Windowsの回復環境を使ったリカバリになります。
今までの、NEC独自のリカバリーシステムを使ったものではなく
Windowsの回復環境(この PC を初期状態に戻す)を使って
NEC 独自のリカバリーデータを展開しているという仕組みです。
・・・と思う。

以前の記事 NECのリカバリ領域からリカバリディスクを作る

で紹介した方法は、もちろん使うことはできますが
Cドライブのデータは残したまま(Windows.old)として
インストールしてあげれば可能です。

もちろん、何かの不具合によって
C:\Recovery\OEM が消失している場合は
リカバリーデータも消失していることになるため不可です。



NEC の PC については、リカバリメディアを一度作成すると
2回目が作成できないようになっています。

それは、リカバリメディアを作成した後の処理で
C:\Recovery\OEM\partial-C~.swm の数個ファイルを削除する処理が走ります。
※一瞬コマンドプロンプトの画面が表示されます(ほぼ見えませんが)

2回目の作成時には、C:\Recovery\OEM\partial-C~.swm がありませんので
作成できないといった判断をしているようです。



では、2回目も作りたい場合は
C:\Recovery\ を別の場所に保存しておけば大丈夫です。

「隠し属性ファイル表示、システムで保護されたファイル表示」する必要あり。

通常ユーザーからでは、C:\Recovery 以下にはアクセス権がないので
中身のファイルを見に行くことはできませんが
Recovery フォルダを選択し別の場所にコピーすることはできるので
そちらで、一旦コピーをしておきます。

それから、リカバリメディアを作成し
作成し終わって、C:\Recovery\OEM\partial-C~.swm ファイルが
削除されてしまっても、別の場所に保存した Recovery フォルダを
C:\ に戻してあげれば(全て上書き)
再度作成することができます。

※補足
再セットアップメディア作成ツールを実行すると
WindowsRE領域(A:\) がマウントされるので
WindowsRE(1000MB) パーティションは、そのままじゃないと
いずれにしてもダメくさいです。(試してはない)


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