MacOS ディスクユーティリティにてボリュームを拡張する場合「MediaKitがパーティションが小さすぎる 操作が失敗しました...」と表示され拡張できない場合の対処方法

MacOS High Sierra などを使用
元ハードディスク 1TB から 新ハードディスク 2TB にクローンコピーを実施し
その後、MacOS 標準のディスクユーティリティにてボリュームを拡張(結合)
使用領域 1TB + 空き領域 1TB を一つ(合計2TB)にしたい場合


MediaKitがパーティション(マップ)が小さすぎることを報告しています。
最近ディスク全体を拡大した場合は、ディスク全体を修復する必要があります。
操作が失敗しました...

と表示され、正常に結合できない場合の対処方法になります。

【原因】

元ハードディスク(1TB)のサイズ等の情報が格納されたEFI領域もコピーされており
新ハードディスク(2TB)そのためサイズ情報の不一致により結合が失敗すると思われます。

【対処】

1.IDENTIFIER を調べる

ターミナルにて

diskutil list

を実行し対象のディスクの IDENTIFIER を調べる
※現在、内蔵のハードディスクが1基しかない場合の例です

#: / TYPE NAME / SIZE / IDENTIFIER
0:   GUID_Partition_scheme   *2.0TB  disk0
1:  EFI      EFI      209.7MB  disk0s1
2:  Apple_HFS  Macintosh HD  1TB   disk0s2
3:  Apple_boot            650MB disk0s3

等が表示されます。

2.RepairDisk にてパーティションマップを修復する

ターミナルにて

diskutil repairdisk disk0

repairing the partition map might erase disk0, proceed? (y/n)
(パーティションマップを修復するとdisk0が
消去される可能性があります。続行しますか?)

と、恐ろしいことが効かれますが Y を押し続行します。
※※必ずクローンやバックアップを作成しておきましょう※※

処理が完了するまで待ちます。

3.ResizeVolume にてボリュームを拡張する。

2:Apple_HFS Macintosh HD 1TB disk0s2 を対象にします。

ターミナルにて

diskutil resizeVolume disk0s2 1999GB

(※2TBにすると大きすぎるため1GBほど小さくすると成功します
EFI領域、Apple_Boot領域等があるため)

処理が完了するまで待ちます。

完了すればディスクユーティリティにて合計1999GBなっているはずです。

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