Windows ディスクの管理でボリュームの縮小ができない場合の対処法

Windows7 以降のディスクの管理からパーティションの縮小を実行した際
空き領域はあるのに、ある一定の領域よりサイズが縮まらない場合の対処法

(または、Acronis True Image などを使用してサイズを縮小しつつ
クローンを取る場合エラーなどが発生する場合の対処としても有効です。)

イベントログを確認すると
移動できなかったファイルがある場合もありますが
概ね以下の3つを実施することで縮小できると思います。

1.仮想メモリを無効にする


 システムのプロパティ
 ↓
 詳細設定(タブ)
 ↓
 パフォーマンス [設定]
 ↓
 詳細設定(タブ)
 ↓
 仮想メモリ [変更]
 ↓
 すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する
 のチェックをはずす
 ↓
 C: ボリュームラベル システム管理 を選択し
 ページングファイルなし を選択し [設定] をクリック。
 ※基本的には、縮小するボリュームを ”なし” に設定するだけでいいです。


2.システムの復元を無効にする


 システムのプロパティ
 ↓
 システムの保護(タブ)
 ↓
 保護設定の欄にある ”保護”の欄が有効になっているドライブを選択
 ↓
 [構成] をクリック
 ↓
 すべての復元ポイントを削除します。 [削除] をクリック
 ※復元ポイントがすべて削除されますので、注意が必要です。
 ↓
 システムの保護を無効にする を選択 [OK]
 ↓
 閉じる


3.デフラグを実施


 コマンドプロンプ(管理者)を開く
 ↓
 以下コマンドを入力し、デフラグを実施する

defrag C: /w

※Cドライブに対し、デフラグ(最適化)を実施、/w(サイズに関係なく実施オプション)


以上のことを実施し、再度ドライブの縮小を実施
使用容量ギリギリに小さくするのではなく、ある程度余裕を持たせて縮小する。

(※ Acronis True Image などを使用する場合は、Windowsで縮小せず
 そのまま、ソフトでクローンをかけても問題ないと思われます。)

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