Windows8.1 Windows10 スタートアップ修復について


Windows が起動しない スタートアップ修復


Windows が起動しないというトラブルはよくあると思います。
まず、試すのがスタートアップ修復ですが必ずログを確認しましょう。



自動修復(スタートアップ修復)後、通常であれば
c:\windows\system32\logfiles\srt\srttrail.txt に保存されています。

「詳細オプション」をクリック

→ コマンドプロンプト → 上記ディレクトリまで移動し srttrail.txt 開く
または
→コマンドプロンプト → notepad → 開く → ディレクトリまで移動し srttrail.txt を開く


【 よくあるログのパターン 】


システムファイルの整合性チェックと修復に失敗

ブートの重要なファイル C:\windows\…\***.sys が壊れています 

ブートセクタが壊れてます

レジストリが壊れています

スタートアップ修復を複数回行いましたが、エラーの原因を特定できません


などが表示されることがあります。
ログに記録されたメッセージ等で修復する場所は変わります。

・例えば

システムファイルの整合性チェックと修復に失敗
 → SFC /SCANNOW システムファイルの修復
   (過去ページを参照)

ブートの重要なファイル C:\windows\…\***.sys が壊れています 
 → 該当の ***.sys の修復
   (正常なファイルに置き換える/とりあえずリネームして読み込まないようにする)

ブートセクタが壊れてます
 → ブート構成の修復( Bootrec コマンドなど使用)
   (別ページ参照)

レジストリが壊れています
 → レジストリの修復
   (システム復元)
   ( Regback フォルダからレジストリをコピー※元ファイルはバックアップ必須)


ただし、状況によっては複数の問題が絡んでいる場合もあり
ハードディスク不良からクローンを作成した後に起動しない場合も
ファイルが壊れていたりするので、この限りではありません。


スタートアップ修復を複数回行いましたが、エラーの原因を特定できません
 → このメッセージがでるときは、特定されないエラー
   つまり、「よくわからない」ということです。



★補足(でも結構重要だったりします)★


UEFI/GPT 環境の Windows ですが

ブートが破損して起動しなくなった場合や BCD をコマンドで修復した場合

など、スタートアップ修復を 2 回必要です。

おそらくスタートアップ修復の仕様なのかもしれませんが

ブート関連で起動しない場合は、とりあえず 2 回~ 3 回くらいは

スタートアップ修復を試すことをおすすめします。



※ちなみに、スタートアップ修復(自動修復)などで
”自動修復で PC を修復できませんでした”と表示される場合
「問題が見つからない場合やシステムに問題がない場合」に場合でも表示され
そのまま、詳細オプション → 続行 でWindowsが起動する場合もあるようです。

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