CrystalDiskInfo 等などの S.M.A.R.T情報について
SMART 値について
CrystalDiskInfo などで値を確認すると
現在値、最悪値、しきい値、生の値とありますが、各値の意味としては下記になります。
現在値 ( 現在の値(変動します)※数値が低いほど悪い 10進数 ) ※割合
最悪値 ( これまで記録された最も悪い値 10進数 ) ※割合
しきい値 ( メーカーが定めている危険と判断される値 10進数 ) ※割合
生の値 ( SMARTに記録されているリアルタイムの値 16進数 ) ※実数
項目が多数ありますが気を付ける点は次の項目です。
【重要な項目】
(01) リードエラーレート
データ読み込みの際にエラーが発生した割合
数値が悪いと異常がある可能性がある
(05) 代替処理済みセクタ数
セクタエラーにより、別のセクターに割り当てされた数
(07) シークエラーレート
ヘッドの移動に失敗した割合
こちらも数値が悪いとヘッドクラッシュになる可能性がある
(C5) 代替処理保留中のセクタ数
もうすぐ不良になるセクタの数
(C6) 回復不可能セクタ数
スキャンで検出された回復不可能なセクタ数
すでに不良で回復できないセクタとなるため故障と判断
※セクタ数に関しては、生の値が重要になります。
【各項目の数値について】
現在値もしくは最悪値が、しきい値以下になったら異常という判断になります。
ただし、セクタ数に関しては生の値が0でない場合
問題が発生しているということになりますので要注意です。
いずれもHDDのS.M.A.R.T情報に記録されているデータになるため
実際、不良セクタがでていなくてもHDDの全領域をリードテストをしたら
不良セクタが確認できた、なんてこともあるのでSMART値に過信はNGです。
また、メーカーなどによって故障を定める値も違いますし
参考したサイトも、完全に一致しているわけではないので
それぞれの見解があるとも言えます。